2020/3/31付けで退職いたしました。
退職するときに必要なこと、看護職としてのポイントもあわせてまとめておきます。再度離職する可能性もあるので。
退職を伝えるタイミング
入職時に退職するときは「2か月前に伝える」的な契約が書かれている書類があったとしても守らなくて大丈夫。
民法では退職の意思表示(退職願または退職届)の提出時から最短14日で退職することが可能【労働契約法】
最悪、精神病んで出勤できないってことになって、
そのまま退職する看護師さんも多いですから…
退職はできるだけ伝えるの早いほうがいい!
社会人の常識では【最低1か月前】
看護師であれば病院が退職アンケート取った時点での退職表明が一番いいです。が、働けない程辛ければ「辞めたいときに辞めたらいい」と思います。
時期的にいえば3/31付けが一番きれいに辞めれるタイミングです。ボーナスもらってから辞めるタイミングも多いです。年末前までとかの方もいました。
退職願と退職届の違い
退職願 | 退職を希望している意思表示をするための書類 (合意のもと退職となる) |
退職届 | 自主退職(1度届たら自分では撤回できない) |
願・届どちらでもいいのですが、【退職願】が一般的です。
自分で書かないとダメなの?=大きい病院は人事で基本的に退職願書類用意されています。
書かないといけないかなって思っていましたが、
2月に人事から呼び出され名前と理由書いて提出しました。
クリニックや小規模病院であれば自己作成が必要かもしれないです。上司に確認してください。必要であれば無料テンプレートがネット上にあるのでそれを活用したらOKです。会社名のところを病院名にすればOK
病院と揉めないために退職日は書面に残す
病院側とのトラブルを防止するため、退職日や最終出社日は書面に残しておく=退職願
最終出社日は有給消化が関わってくるので師長との調整が必要です。
法的には退職を申し出る方法に決まりはなく、口頭で退職の意思や退職日を伝えるだけでも成立します。しかし、口頭では証拠が残らないため、後々何らかのトラブルが起きた場合に対処できません。
誰に退職願い出るべきか
直属の上司=【師長】
師長が取り合ってくれない場合は、【看護部】
「やめたい原因はなにか」
看護師退職は引き止めにあうので必ず問われます!
急に退職してしまうと退職日まで「あいつなんやねん」ってなるので、数週間前から「辞めたい」「将来悩んでる」って感じで周りに伝えてみると受け入れやすいです。(若手NS)
後任者への引継ぎ
委員会や係での仕事や受け持ち患者のことなど、退職までに後任に伝えておくことが必要です。
なんであってもですが、上司=師長に相談しておけばOKです
師長が後任など考える役割なので。
辞める前に病院へ返却するもの
・名札
・健康保険証 (返却しないと後々めんどくさいです)
・ロッカーなどの鍵
・定期券(現物支給の場合)
・病院から借りているもの(白衣制服、備品)
・資料・テキスト・個人情報類
辞めるときに病院から受け取るもの
・離職票 (約2週間後に郵送される)
・源泉徴収票 (約2週間後に郵送される)
・雇用保険被保険者証 (公務員系はないです)
・年金手帳 (入職時に退出後すぐ返却している病院もあります)
辞めてからすること 書類関係
労働者は法律で【失業】してしまった場合として守られています
しかし、誰も失業してからすること1から教えてくれません。
何のための【雇用保険】なのか。
毎月給与から天引きされているものを活用しないのは損です。
健康保険
退職日翌日から被保険者資格を喪失【無保険】状態に。
もし病気やケガを負ってしまうと【全額医療費自己負担】になる。
①社会保険の任意継続
退職後も在籍中と同じ保険に引き続き加入できる方法
退職前2ヶ月間継続して被保険者期間がある人が任意継続の対象
手続き可能期間は退職日翌日から20日以内
民間病院であれば居住地を管轄している協会けんぽ支部で手続きできるそうです。
公務員系であれば共済組合関係になります。
保険料は、会社と折半して保険料支払っていたものなので、単純計算で今までの保険料の2倍に。
退職前に人事でそのまま任意継続申請しました。
②国民健康保険
保険者:市町村
特に加入条件はない(無職の人や個人事業主など、社会保険に加入していない人であれば利用可能)
手続き可能期間は退職日の翌日から14日以内
保険料:前年度の所得などをもとに算出
算出方法は自治体によって異なるため、詳細は市役所の国民健康保険窓口に問い合わせてみましょう。電話して前年度の総支給額を伝えると1か月で保険料いくらぐらいかかるか教えてくれます。およその額です。
ネットでシュミレーション計算できます!https://5kuho.com/keisan/
国民健康保険の保険料と任意保険の保険料を比較してどちらにするか考えましょう。コロナも流行っていますし入らないという選択肢はない。
私は国保だと4万over、任意だと3万5千程度だったので任意を選択しました。
③家族の扶養に入る
配偶者や親、子どもの勤務先で加入している健康保険に加入する方法
加入者の条件:生計維持関係や収入状況など、被扶養者になるための条件は加入している保険によって異なります。入っている保険の確認が必要です。
俗にいう年収130万以内
失業保険をもらう期間は扶養から外れてしまいます。いちいち申請しないといけないのが煩わしい。
年金
居住地にある市役所の年金課窓口:退職日翌日から14日以内
国民年金 | 日本に住む20~60歳までの人に加入義務 |
厚生年金 | 会社などに勤務している人に加入義務 |
入っていないデメリット:年金もらえる額が少なくなる
もしものときに遺族年金や障害年金がないあ
将来、年金もらえるか分からんし払いたくない。
「義務」となっているので基本的に日本国民である以上、払わない選択肢はない。
※国民年金の保険料は、令和元年時点で16,410円
雇用保険
失業した労働者の生活や雇用を支援するための制度
自己都合でも会社都合でも解雇理由は問われない
受給条件
・就職への強い意思があること
・本人とハローワークの努力があってもなかなか就職できない失業状態であること
・転職先決定済、病気や勉強ですぐに働けない場合は対象外
会社都合 | ・離職日以前の1年の間に、就労期間が6ヶ月以上あること ・7日間の待機期間を経過していること」 |
自己都合 | ・離職日以前の2年の間に、就労期間が1年以上あること ・雇用保険の待機期間(7日間)を満了し、3ヶ月の給付制限の期間があること |
雇用保険はもっと複雑なので、また別記事でまとめる予定です。
2020年はコロナ離職の影響もあったのか、
私は3末離職決定組でしたが離職票や源泉徴収票は3週間後に郵送されてきました。14日以内に申請はそもそもできなかった。
14日以上超えて諸々申請しに行きましたが、特に何も言われず。申請問題なくできました。
*コロナでネットで記入や申請できるようになってきてはいますが、雇用保険の最初の申請は必ず居住地の管轄ハローワークに行かないといけないです。
確定申告
1月1日から12月31日までの収入に対する所得税の額を計算し納める作業
年内に就職していなければ勤務先がないので年末調整の対象外のため自己でする必要がある。※年内に再就職した場合は年末調整を会社側(病院)でやってくれます。
メリット:税金を納め過ぎていた場合は還付される
持ち物で「印鑑」と書きましたがなくてもよさそうです。持っていきましたが、記名だけで「印」のしるしあっても必要なかったです。
むしろ通帳とそれ用の印鑑だと盗難にあう危険があるので注意!!
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