看護師を辞めた理由
詳しい病棟名を明かしてしまうと特定される危険があるので公開しません。
新卒から呼吸器系内科病棟で働いていました。
働く中でネガティブ面しか感じられなくなりました。
人間関係、精神、体力的にしんどい、その他いろいろ重なってです。
転職してまた病院などで看護師を続けることもできましたが、「コロナ」が決定打になりました。コロナ収束までは働かないつもりでいます。
新型肺炎コロナ
医療従事者の娘から父に感染してしまいその父が亡くなってしまう事例が生じました。濃厚接触すればその分リスクも増える。
すでに海外では自分の家族に移さないために車生活、自宅には帰らない、子どもを親族にあずけるなど、そうして働いているのです。
現に日本でも富山のある病院では医療崩壊、誰か感染しているかわからない状態の中で働く医療従事者の中で家族に移さないための対策をはじめている方もいます。
医療崩壊、医療従事者の家族も理解して働いているのです。
たとえ一人暮らしして「家族は大丈夫」みたいな考えの方であればそれは間違いです。
不特定多数の人に感染させてしまう媒介者になるリスクがあります。
日本も初期は感染ルートも追えましたが、現在は追えていません。保健所情報でも感染ルート不明が半数を超えてきています。
緊急事態宣言も全国となり社会生活もストップ、自宅生活となっていますが、そこまでしないと防げません。
「自分だけが感染対策していても他人がしていない場合は意味がない」その考えは自己中心的です。たとえ媒介者と接触していても対策しているとしていないでは大きな差です。
政府も不要不急の外出を慎むようにお願いしているように、「外出、不特定多数がリスク」となっているからです。
感染経路について思うこと
「自己責任で感染」と「対策していたけれど感染してしまった」では大きな差です。
正直、ライブハウスや旅行に行っていた人を
診ないといけないのか。
ある病院の医師たちは送別会や歓迎会、クラブに行っていた報道もでました。看護師もライブハウス行っていた人もいました。
3月までは【コロナの危険性を侮っていた】これだと思います。
SARSのときみたいに隣の国で流行っている。日本は大丈夫だろうと。
そのうちコロナの主戦場がイタリアなどヨーロッパに移り、その間PCR検査制限して日本の患者数は少なく、ここでもダイジョブ(`・ω・´)b
志村けんさんの死亡から「あれ?やばいかも?」と騒ぎはじめた頃にはもう遅く。コロナ主戦場はアメリカへと移り、やっと怖さを実感し始める。
日本中、誰が無症状病原体保菌者かわからなくなっています。
だから自宅待機が必要。他人との接触は遮断すればいいのです。←難しいのは承知
コロナ対応について
3月には辞めた病院に感染症内科医がいるので【コロナ病棟】ができました。感染対策看護師が看護していました。
その頃からコロナ会議も開催されはじめ、大阪府との連携、感染対策はどうするのか、病床はどれだけ確保するのかなど。
コロナ患者も日に日に増えはじめ、感染症内科医の先生たちはダウン寸前、家に帰っているのか?状態。
医療者の中にも発熱している人が出始める。各病棟から看護師を集めていたためコロナ担当看護師が主病棟に発熱+状態で来られると怖かったです。
なのにPCR検査しない。今思えばわかってて検査してなかったのかと疑います。
感染対策看護師だけでは足りなくなる。
コロナ病棟へ応援で行ける看護師を募りだす。
そのうち、「持病がない人は基本的にコロナ病棟へ応援行きなさい」的なパワハラへと変わる。同期は師長から「辞めるかコロナか」の脅しをうけ看護部長へ交渉し移動になっています。
完全に拒否できる人は看護部に訴えて病棟移動していましたが曖昧な返事をした場合は…恐ろしい。
私は3月末で辞めるのか前年度から示していたのでコロナ行くかどうかも聞かれずに済みました。なんども引き止めには遭いましたが【お金<命】ですから。
てか、パワハラするお局が師長、副師長に選ぶ上層部のいる病院では働きたくございません。
医師は尊敬できる方たちばかりでしたし、私がコロナになったら治療していただきたいです。
人口呼吸器に関して
呼吸を強制、補助する役割として装着するのですが、命に直で関わってくる機械です。
人工呼吸器をする時点で命の危険がある患者さんなんです。これが外れたら数分で死にます。医療機器はちょっといじったらいけるものでもない。
かなりの専門性が必要で神経質になります。
私の病棟は常に人工呼吸器使用患者がいる状態だったので使用方法、看護などは分かっていますが正直人口呼吸器の患者は診たくないです。
8時間労働で診るだけで精神的負担大でかなりのストレスになりました。挿管して意識のない人の方がまだいいです。意識のある人やマスクの人は自己で外してしまうこともありました。
こんな表現はよくないですが「患者さんに生気を吸い取られる」感じです。
医療物資が足りない
マスクは咳などの症状がある人がつけることで感染防止になります。しかし医療職では自分の身を守るために使用しています。1日1枚となり数日に1枚と制約かかってくる。
「手袋やガウンは在庫少ないから大切に使用」しろ!
もともと感染対策で使用しているから不必要には使用してないわと思いながら。
とうとうガウンが足りないからコロナ病棟優先。
それも足りなくなるから雨具でとか(笑)
現在、医療職している人たちは死にに行っているようなものでしかない。自分の身を削って。赤紙が来たの表現にうなずける。
それでも誰かがコロナ患者も他患者を診ないといけない。
医療従事者に最大限の感謝を
海外では医療者への感謝の拍手が有名になったけど。
日本ではどうか?感謝どころか偏見、差別しているではないか。
※Twitterの引用貼っていましたがもう削除されたようです。
最前線で戦っている人たちに感謝することが必要ではないか?
「医療職を仕事として選んだのはあなたたちだから」という考えもあるがいつでも「辞めようと思えば辞めれる」その中でもリスクをわかっていて働いてくれているのである。
ひとりごと
政府もあかんし、自己中心的な考えの人がいる。高齢者に政治させてるままではいけないと思いつつも、若者はすでに諦めているから改革する力もないのではないか。
呆れる国、衰退していく国、国力がなくなっていくのも納得。GDP世界第3位も下っていくよ。子どもを日本国籍以外で育てたい野望が芽生える今日この頃。
個人的な考えも含めて最後まで読んでいただきありがとうございました。コロナとの闘いは全世界の人間一人ひとりなので感染防止意識して行動しましょう!
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